やっぱり行動を変えたかったら環境が大事という話

みなさん、こんにちはケンケンです。

 

というわけで今回は、山口大学で行われた、「ビュッフェ方式で料理の順番が食事の選択を変えるのか」という実験をご紹介します。

結論から申し上げますと、野菜を多く摂取したかったら、ビュッフェ方式の食事をとり

かつ野菜からとっていく方式にすると良いという結果になりました。

あたりまえのような感覚かもしれませんが、この結果には行動経済学の考え方にある

「ナッジ」というものを使っています。

ナッジを簡単に説明すると、相手に意図した行動をとってもらうためにこちらから少し促すこと、でしょうか。

今回の実験では、この方法を用いて

ビュッフェ形式で料理をとる順番が野菜から肉類に流れる場合と、逆に肉類から野菜に流れる場合で

人の行動に変容がみられるかという試みです。

実験内容

実験は20歳から23歳までの山口大学の女性54名(野菜先行群27名,肉類先行群27名)を対象に行われました。

被験者は部屋に用意された料理を渡された皿に手前から盛り付けていってもらい、後戻りできない形式になっています。

 

結果

野菜先行群が肉類先行群より野菜を多く盛り付けたという結果になりました。

具体的には、野菜料理(4品目)の品目数が有意に多かった(3.5個対3.0個)

人間は先に見たものから選んでいくという習性があるようです。

 

しかし、今回の実験は被験者が全員女性ということもあってか、両先行群において圧倒的な差は生じませんでした。

年齢・性別を変えた場合にどこまで結果が変わるかはわかりませんが、経済活動以外にも行動経済学の

考え方が応用できるという良い例になったのではないでしょうか。

これから僕もビュッフェ形式では野菜から取ることにしますw

 

考察

人の行動はシンプルなナッジによって促され変容していくことがわかりました。

ナッジを使った行動変容は身近なことでも使えそうですね。

例えば、筋トレを習慣化したい場合は、

部屋にポテトチップスの代わりにダンベルを置いておくとか、

子供に本を読んでもらいたい場合は、

興味を持ってもらいたいジャンルの本を好きなまんがの横にそっと置いておくとか。

 

様々なナッジは仕事の場面にも応用できるかもしれませんね。

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