利益よりも損失を嫌う【損失回避の心理】

  • 2019年10月12日
  • 2019年10月11日
  • コラム

みなさん、こんにちはケンケンです。

 

今回は、損失回避の心理についてお話ししたいと思います。

損失回避については以前にもご紹介したいのですが、

損失の痛みは利得の喜びの2倍感じる!

という考え方をいいます。

これは、人間のみならず動物にもともと備わっている感覚で、

身の回りに危険が差し迫っていると敏感に反応する機能なのです。

危険は生命を脅かす種になるので、即座に反応するのも頷けます。

様々なシーンで顔を出す損失回避

先ほど紹介した損失回避は人生の様々なシーンでひょっこり顔をだします。

これから、その一例をご紹介します。

会社で怖い顔しながら不機嫌そうに仕事をしている人

怖い顔をした人を見ると人は過剰に反応します。

これも損失回避の傾向から説明ができ、自分に危機が迫る可能性を瞬時に判断し、警戒します。

仕事中でもずっとしかめっ面でいる人いますよね。

これは、周りに不快な思いをさせるだけでなく相手に危機感を与える最悪な行為とも言えます。

会社でそういう人を見たら関わらないようにしましょう。

もし、あなたが毎日しかめっ面で仕事をしているなら猛省してください。

職場であなたの価値はないと言えるでしょう。

たとえあなたがどんなに高度なスキルを持っていようとも関係ありません。

なぜなら、相手に与える損失は利得のそれよりはるかに大きいのだから。

 

メディアが悪いニュースを中心に流す理由

悪いニュースは良いニュースの7倍広がりやすいという研究があります。

これも損失回避という考えから説明できます。

悪いニュース、とりわけ大きな災害や犯罪については大きな影響がでます。

この心理をうまく使っているのがマスメディアです。

基本的にメディアは悪いニュースしか報道しません。

災害、汚職、殺人、あおり運転、性犯罪、日韓問題、芸能人のスキャンダル等枚挙にいとまがありません。

もちろん、良いニュースも報道しますが、悪いニュースの方が圧倒的に多いです。

みなさんも感覚としてわかるのではないでしょうか。

悪いニュースは損失回避の特徴から我々の脳裏に強く印象付けられます。

すると、TVだったら視聴率が高くなります。

視聴率が上がれば、当然メディアの広告収入がアップし、広告を目にした視聴者は商品を買います。

これがTVの視聴率戦略の一部です。

もちろんすべてとは言いませんが、私たちはメディアに踊らされ続けているのかもしれません。

 

人との関わり合いにも顔を出す

人間関係にも損失回避の考え方は重要です。

「信頼を築くのは大変だが、失うのは一瞬」とみなさん思っているのではないでしょうか。

正解なのですが、これも損失回避の概念の一部で、

「信頼を築く=良いこと」

「信頼を失う=悪いこと」

なのです。

つまり、悪いことは良いことの何倍もの威力があるので信頼を失うのは一瞬なのです。

 

目標設定も意識するべき

目標についても損失回避が顔を出します。

あらゆる場面で目標を立てると思いますが、この目標も

「達成する=良いこと」

「達成しない=悪いこと」

の図式が成り立ち、我々は無意識のうちに達成できなかったときのリスクを意識してしまい、

達成することに対して意欲を失ってしまうことがしばしばあります。

これも損失回避なのです。

みなさんも経験があるのではないですか?

 

職場の上司(部下)との関係

職場での上司との対立構造も損失回避が影響することがあります。

あなたは、上司のマネジメントに不満があるとします。

そこへ上司があなたに対立した意見を言ってきたとします。

すると、なんとコンマ数秒であなたは上司のことを「危険」と察知するそうです。

 

既得権益(者)をなかなかぶっ壊せない理由

既得権益(者)も同様です。

あらゆる既得権益がありますが、これらがほとんど変わらない理由は

強力な損失回避のパワーが内包されているからです。

つまり、誰かが既得権益を改革するぞ、と息巻いても

利得の恩恵に預かっている者は猛烈に反対します。

その時発生する損失回避のパワーは強烈なので結果ほとんどの改革は失敗します。

もともと権力を持った既得権益にさらに強力な損失回避が加わると、

改革することが容易ではないことが分かります。

その既得権益をぶっ壊すにはさらなる大きな力が必要なのです。

 

 

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