みなさん、こんにちはケンケンです。
今回は、ショートカットを練習するための記事となっています。
よくショートカットは重要です、という意見を聞きますし僕もよく言っています。
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しかし、重要なのはわかっても、どのように練習したらよいか分からない、とか結局ショートカット覚える
時間をとるくらいならマウスで操作していてもたいして時間が変わらないんじゃないかとお考えの方もいるかと思います。
そこで、今回は実際に実務で発生しそうな事象をもとに、
マウスを中心に作業する方法と
ショートカット中心で作業するのではどちらが作業効率が良いかを身をもって検証したいと思います。
また、ショートカットの覚え方についてもお伝えします。
それでは、いってみましょう。
実務でこんな場面に出くわしたら・・・
練習する内容の前提は、実務で起こりそうな場面を想定しています。
今回は、コピー元となるシートから別シートにデータをコピーするショートカットを練習します。
別シートはあらかじめ作成されており、そのシートにコピーすることとします。
用意するもの
シートを6枚用意してください。
最初の一枚はデータがあらかじめ入力されたシートを使います。
「コピー元」シートの中身は以下の通りです。
連続したデータベースの形式になっていればどのようなデータでも問題ありません。
「Sheet1」から「Sheet5」は以下の通りです。
A1セルに人物名が表記してあります。
作業内容
Sheet1から5までのシート名を変更し、A2セルにコピー元のデータを貼り付けます。
結果は以下のようになりますね。
といった仕事があったとしましょう。
これをすべてショートカットのみで処理してみようという試みです。
また、同じ作業をマウス中心でした場合と作業時間の比較をしてみようと思います。
どんな結果が出るか楽しみです。
マウスで処理して計測!
シート名の変更時のみCtrl+Vを使いましたが、それ以外はすべてマウスで操作していますので
操作については特に説明の必要はないかと思います。
計測結果!
さて、早速注目の計測結果です。
1回目・・・56秒
2回目・・・55秒
3回目・・・51秒
これが、速いのか遅いのかよく分かりませんがとにかくこのような結果になりました。
回数を追うごとに速くなっているのはただの慣れでしょう。
ショートカットで計測!
マウスでの結果が出ましたので、次はショートカットだけでどれだけのスピードで処理できるか計測していきます。
今回使用するショートカットの紹介
まずは、使用するショートカットを以下にまとめました。
- コピー・・・Ctrl + C
- ペースト・・Ctrl + V
- シート間移動・・Ctrl + PageUp(PageDown)
- シート名変更・・Alt + H + O + R
- シートの先頭に戻る・・Ctrl + Home
- 連続した範囲の選択・・Shift + Ctrl + ↓ + →(同時押し)
これら6個を使います。
シート間移動はCtrl + PageDown
それでは、具体的にショートカットを使うところをお見せしながら処理の流れを追って行きましょう。
まずは、コピー元シートからCtrl + PageDownを使って右隣のSheet1に移動します。
Sheet1に移動したらA1セルに移動する
A1セルつまりシートの一番左上のセルに照準を合わせるショートカットがあります。
それは、Ctrl+Homeです。
これで、シートを移動したらすぐにA1セルに移動します。
A1セルの値をコピーする
コピーはおなじみのショートカットCtrl+Cを使います。
ここでA1セルの値を取得しておきます。
シート名を変更するためのショートカットを使う
シート名を変更する際に使うショートカットはAlt+H+O+Rです。
これでシート名の編集モードになりますので先ほどコピーした値をCtrl+Vで貼り付けます。
以下、Sheet2~5まで同じことを繰り返します。
コピー元データを別シートに貼り付ける
まず、コピー元シートに戻るためにCtrl+PageUpで戻ります。
次にCtrl+HomeでA1セルを選択し、Shift+Ctrl+↓+→同時押しで連続したデータすべてを選択します。
範囲選択できたらCtrl+Cでコピーします。
Ctrl+PageDownで隣のシートに移動してA2セルを起点に貼り付け(Ctrl+V)ます。
これを最後のシートまで繰り返します。
ショートカットの使い方は以上となります。
ちょっと暗記する必要があるので大変かもしれませんが、自然と体が動くなるようになるまで練習してみてください。
計測結果!
それでは、計測結果を報告します。
1回目・・・51秒
2回目・・・48秒
3回目・・・45秒
どうなんでしょう。
ショートカットの方が速かったという結果にはなりましたが、両方一番速かった3回目の差が6秒なんですね。
これが大きいのか小さいのかは正直よく分かりません。
分かりませんが、さらに速くなる可能性があるのはショートカットだと思いました。
可能性を追い求めてショートカットを覚えるのはありなんじゃないでしょうか。
語呂合わせで覚えるショートカット
ショートカットを改めて覚えようとすると結構大変ですよね。
ショートカットは慣れて体で覚えないと使えるようになったと言えないのですが、
その前にコマンドを全く覚えていなかったら話になりません。
僕自身、忘れては調べての繰り返しをしている内に、もはやショートカットを覚える手間を考えると
マウスのみで良いでは?という疑問が湧いてしまいました。
とはいえ、完璧に体で覚えたショートカットはずっと味方でいてくれるという実感もあります。
そこで、僕はとにかくなんでも良いのでまずは無理やりにでも覚えてしまおうという考えのもと語呂合わせで記憶しています。
今回紹介したショートカットで一番覚えづらいのはシート名の変更(Alt+H+O+R)かと思います。
僕はこんなふうに語呂合わせで覚えています。
シート名の変更はhorizon(地平線)にある(Alt)
強引ですが、シート名のラインを地平線と仮定して記憶しています。
覚えたもの勝ちなのでもしよかったら参考にしてください。
他のショートカットについても機会をみて紹介していきます。
まとめ
今回の結果は、あくまで僕個人のものなのでご意見は様々あると思います。
ただ、この結果を集計してそれなりのサンプル数になったらショートカットの有効性を計ることができるのではないかとひそかに思っています。
実は今回の結果は自分でも衝撃でした。
ショートカットが重要でショートカットを使いこなせない人はかっこ悪いくらいのことを思っていましたが、
実はマウスで作業してもほとんど変わらない(6秒の差)ならショートカットを覚える時間が実は無駄なのでは、なんてちらっと考えたりもします。
実験の仕方によって効果も違ってくるでしょうが、今回はそんな感想を持ちました。
それでも一度はショートカットを覚えて使ってみることをおすすめします。
そのうえで、自分にあったスタイルで作業するのが良いのかもしれませんね。
それでは、また次回お会いしましょう。
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