【販売管理システム作成】見積データ登録用のフォームを作ろう④【エクセルシートに登録】

みなさん、こんにちはケンケンです。

 

エクセルを駆使して販売管理システムを作成しています。

前回までで見積データをリストボックスに表示するところまで成功しました。

前回の記事

みなさん、こんにちはケンケンです。   販売管理システムを自前で作るシリーズをお伝えしています。 前回は、見積データ新規登録用フォームをコンボボックスを中心にご紹介しました。 [sitecard subti[…]

今回は、リストボックスに表示されたデータをエクセルシートに転記する方法をご紹介します。

エクセルシートを仮想データベースとして活用していきます。

 

前回の復習と一部追加

前回はデータ追加ボタンをクリックした時に、リストボックスにデータを転記して合計金額を

集計し表示するところまで学習しました。

フォームの状況とコードを以下に示しておきますので参考にしてください。

フォームを作り込むことは作業工程が多く大変ですが、一度完成させるとユーザーにとって使い勝手の

良いものを提供できるのでしっかり作って行きましょう。

数量テキストボックスに0から9以外の値が代入されたら空白にするコード

データ追加ボタンをクリックした時に起きるアクションを書いたコード

 

cmbTuika_Clickプロシージャに機能を追加しよう

前回のコードに一部追加をお願いします。

前回は、データ追加ボタンをクリックしたときのアクションをcmbTuika_Clickプロシージャに記述しましたが、コマンドボタンをクリック可能にするコードを書き忘れました。

cboTokuisaki.Enabled = Falseの下あたりに下記コードを追加してください。

これでデータ追加したと同時に登録ボタンをクリック可能にできます。

忘れると永遠に登録作業ができなくなってしまうところでした。

 

登録ボタンをクリックしたときの処理

リストボックスに表示されているデータをエクセルシートに転記します。

重要なところですが、今までの知識で対応可能なのでしっかり作って行きましょう。

ボタンクリック時の処理をまとめよう

  1. リストボックスにデータがないときはプロシージャを離脱する
  2. 登録確認を促すメッセージボックスを表示する
  3. エクセルシートに転記する
  4. 転記完了後にリストボックスの値をクリアする
  5. 次の見積情報入力を可能にするため見積Noを更新する

今回は、上記項目の処理を進めます。

リストボックスにデータがないときはプロシージャを離脱する

登録ボタンをクリックしたときにリストボックスにデータがない状態で処理を進めるのはよろしくないですね。

そこで、データの有無を確認し、無かったらプロシージャを離脱するコードを書きます。

まずは、新しいプロシージャを生成します。

VBEを起動し、登録ボタンをダブルクリックして以下のようにClickイベントプロシージャを生成しましょう。

そのプロシージャにコードを書いていきます。

条件分岐を使ってリストボックスにデータがない場合にExitSubでプロシージャを離脱します。

リストボックス内にデータがあるか確認するには、ListCountプロパティを使います。

データが1行あれば1を返します。もし、データがなければ0を返します。

その性質を生かしてデータがない場合つまり0が返ってきたときに、メッセージボックスに注意喚起のメッセージを表示させてプロシージャを離脱しています。

このコードを書いておけば万が一リストボックスが空のときにシートに転記してしまうことがなくなります。

 

登録確認を促すメッセージボックスを表示する

データの有無を確認した後は、本当に登録して良いか確認する必要があります。

登録ボタンをユーザーが間違えてクリックしてしまった時の防護策になります。

cmbTouroku_Clickプロシージャに追記してください。

登録して良いかどうかユーザーに問い合わせて、回答を変数resに格納します。

もし、回答がいいえ(vbNo)であったらプロシージャから離脱します。

メッセージボックスについては以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

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エクセルシートに転記する

今回のメインイベントとなるエクセルシートへ転記を解説していきます。

肝はリストボックスの行と列は0から始まるということと、繰り返し処理をうまく使うことです。

まず、見積データ一覧シートのA列最終行+1行目を変数Lrowに格納します。

カウント変数cntを用意し、リストボックスの最初の行(0)から最後の行(lstMeisai.ListCount – 1)まで繰り返し処理をします。

リストボックスの行と列は0から始まりますから繰り返しの初期値は0で良いですね。

また最後の行はListCountプロパティで取得したリストボックスに存在する行数から1マイナスした行数になります。

さらにコードの次行からシートに書き出しています。イメージは下図のような感じです。

Lrow = Lrow + 1で最終行に1追加した値を変数Lrowに代入し直します。

さらにリストボックスの最終行(lstMeisai.ListCount – 1)まで繰り返します。

コードが書けたら、フォームを起動させ実際にシートに転記できるか確認してみましょう。

 

転記完了後に必要な処理

とうとうエクセルシートに転記することができました。

ここからは転記したあとのフォームに仕掛けをうってユーザーが次の入力をしやすいように工夫します。

リストボックスをきれいにしよう

転記後にリストボックスに値が残ってしまうと次に登録したい時にやっかいですね。

そこでリストボックスの値を消去してきれいにしましょう。

シート転記コードの後に上記コードを追加してください。

登録後にリストボックスの中身が消えていれば成功です。

次の見積情報入力を可能にするため見積Noの更新など

登録が終わったらすぐ次の登録へ進むため見積Noが更新されていると使い勝手が良いですね。

Initializeで使ったコードをそのままコピーして使います。

変数Lrowはリストボックスから転記する際に宣言したものを使い回しました。

このコードを追記することで登録終了後に見積Noが更新されるはずです。

 

さらに、追加で得意先テキストボックスと合計金額テキストボックスの値も消去します。

最後に登録後は得意先コンボボックスにフォーカスが移動するようにしましょう。

データ追加ボタン処理を設定する際に得意先コンボボックスは編集不可にしていたので、

それを解除してからフォーカスを移動しています。

 

リストボックスをクリックしたときの処理

次回以降でデータの修正や削除機能を作成していく予定なので、その前段階としてひとつ仕掛けを作っておきます。

修正・削除ボタンをクリック可能にする

修正・削除ボタンはリストボックスをクリックしたときにはじめて機能することが望ましいでしょう。

そこで、リストボックスのChangeイベントプロシージャを作成し、以下のようにコードを書いてください。

これで、リストボックスをクリックした時にボタンが編集可能の状態になります。

 

フォームと新規登録ボタンを連動させておこう

新規登録ボタンをクリックしたときに見積情報登録フォームが起動するようにしておきましょう。

以下のように新規登録ボタンをダブルクリックして、Clickイベントプロシージャを生成しコードを記述します。

 

これで、2つのフォームを連動できました。

おまけ:閉じるボタンをクリックしたときの処理

最後に、見積情報登録フォームの閉じるボタンにコードを付しておきます。

これで、フォームを閉じることができるようになりました。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、フォームからエクセルシートに転記する方法をメインにお届けしました。

複雑に思うかもしれませんが、使っているテクニックは基本的なものばかりなので、分からなくなったら復習してじっくり進んでください。

 

次回は、修正や削除機能を作っていく予定ですのでお楽しみに。

それでは、また次回お会いしましょう。

 

今回書いたコード

見積情報登録フォーム(frmMitumoriCreat)

 

メインメニュー(frmMainmenu)

 

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