【エクセルVBA】カレンダーの土日だけ色を変える方法とRangeオブジェクトの応用的な使い方

みなさん、こんにちはケンケンです。

 

エクセルVBAを使ってカレンダー作りをしています。

 

今回は、土曜日と日曜日だけ色を変える方法をご紹介します。

色分けする方法を通して、条件分岐の基本を今一度復習してください。

前回の復習はこちらからどうぞ。

 

前回の復習

まずは、前回の復習をします。

前回は、初期化と別シートを検索して転記する方法をご紹介しました。

コードは以下の通りとなります。

 

今回は、このコードをさらにカスタマイズします。

具体的には、土曜日と日曜日のみ色を変えてカレンダーらしくしていきます。

 

プロシージャを呼び出すCallステートメントを使おう

色を変える前に上記2つのプロシージャをひとつのプロシージャに統合しておきましょう。

 

プロシージャを一つのプロシージャにまとめる

プロシージャをまとめる方法は以下のようになります。

 

 

新しく「calendar_app」というプロシージャを作成し、Callステートメントでプロシージャを呼び出します。

 

Callステートメントは

Call name

という構文となっていて、nameの部分にプロシージャ名を指定することで目的のプロシージャを呼び出せます。

なお、Callは省略することができますが、いきなりコードの途中で他のプロシージャ名が前置きなくあらわれると可読性が低くなると考えるので、Callは省略しない方がよいでしょう。

それでは、2つのプロシージャをひとつにして実行できるか確認してください。

 

ボタンを作る

せっかくプロシージャをまとめた部品ができたので、ボタンを作っておきましょう。

「開発」の「挿入」からボタンを選択し、さらに、calendar_appプロシージャを選択しボタンを作成します。

 

 

セルの色を変える方法

以前に条件付き書式を使って土日だけ色を変えましたが、今回は、VBAで色を変える方法をご紹介します。

 

colorIndexプロパティで色付けしよう

セルの色を変えることはInteriorオブジェクトのcolorIndexプロパティを操作することで可能です。

InteriorオブジェクトはRangeオブジェクトの配下として使います。

colorIndexプロパティについてはこちらの記事でも取り扱っているのでよかったらご覧ください。

 

言葉では理解するのが難しいので、具体的にコードを書いてみます。

コードにするとすっきりしますね。

右辺の10は色の番号をあらわしています。10番は緑のようです。

僕も覚えていません。

ちなみに、青は5、赤は3のようです。

今回は、この数字を使っていきます。

 

複数のセルに同時に色付けしよう

今度は、複数のセルに色付けします。

Rangeオブジェクトを工夫すればできそうですね。

A2からB3セルに色を付けてみます。

 

①Rangeオブジェクトのセル範囲をA2:B3とすれば問題なくできますね。

特に説明は必要ないと思います。

変数を使って色付けしよう

範囲指定して色付けできたので、次は変数を使って範囲を表現しRangeオブジェクトを使います。

A4からC5セルに色を付けてみましょう。

変数を挿入する場合は少しコツが必要です。

コードをご覧ください。

 

 

②前段として変数を使う前にRangeオブジェクトの範囲を細かく分けます。

ダブルクォーテーション(””)と&をうまく使うと分離できます。

ここまでできたら、変数を宣言し、数字の部分を変更することで変数に置き換えることができます。

③変数を2つ用意しそれぞれに数字を格納します。

そして、Rangeオブジェクトの範囲の中に変数を入れます。

挙動を確認するために②はコメントアウトしておきます。

実行して下図のようになれば成功です。

 

WEEKDAY関数とWEEKDAYNAME関数を使ってみよう

VBAで曜日を表現する時に使う関数はWEEKDAY関数とWEEKDAYNAME関数です。

これらを使って、日付データから曜日を取り出しシートに書き出してみましょう。

 

WEEKDAY関数を使ってみよう

シートに日付を用意しました。

 

B1セルにWEEKDAY関数を使って曜日の数値を書き出してみます。

 

これを実行すると以下のようになります。

 

 

数値で書き出せました。ただし、このままでは資料として使えないので数値に該当する曜日を表現したいですね。

 

曜日を表現するWEEKDAYNAME関数を使ってみよう

VBA特有の関数、WEEKDAYNAME関数を使うと一発で曜日を表記してくれるので便利です。

WeekdayName(曜日) 

曜日の中に1~7の数値を入れると、それに該当する曜日を返してくれます。

 

 

上記コードを実行すると「金曜日」を返してくれます。

この性質を利用します。

 

WEEKDAYNAME関数の引数に直接WEEKDAY関数を代入してしまえば、WEEKDAY関数で計算した数値をすぐにWEEKDAYNAME関数で曜日に変換してくれそうです。

具体的には以下のようにします。

1行目と2行目を組み合わせると3行目になります。

実行すると当然「金曜日」を返します。

 

ループさせよう

さて、ここまでできたので繰り返し処理をしていきます。

カウント変数cntを用意して、10行目まで回していきましょう

コードは以下の通りです。

 

10行目まで曜日を書き出せれば成功です。

 

土日だけ色分けしよう

今回のハイライトです。

Rangeオブジェクトの範囲指定の仕方と曜日を書き出す方法を組み合わせて、土日だけ色を変えてみましょう。

まずは、コードの完成形をお見せします。

 

 

条件分岐で土曜と日曜だけ色分けする

WEEKDAY関数で算出された数値をIF文で条件分岐させれば、土曜と日曜が分けられそうです

コードを解説しながら確認しましょう。

 

①WEEKDAY関数は土曜日は数値7を返します。よって7が返ってきたら以下の処理をしてください。という意味になります。

 

②土曜日(7)だったら該当の行(A列とB列)の色を5(青)にしてください。という意味です。

Rangeオブジェクト内の変数を使った範囲指定の仕方は先ほどの方法を参考にしてください。やり方は同じです。

 

③色を変えるのは土曜日だけではなく、日曜日もですね。日曜日の場合は、1が返ってきているので、その場合は以下の処理をしてください。という意味です。

ElseIfは2つ以上条件分岐する際に必要でしたね。

 

④日曜日(1)だったら該当の行(A列とB列)の色を3(赤)にしてください。という意味です。

さて、コードを実行してみましょう。以下のようになっていれば成功です。

 

まとめ

いかがですか。

今回は、VBAを使って特定の条件下で特定のセルのみ色を変える方法をご紹介しました。

特にRangeオブジェクトと変数を組み合わせる方法はよく覚えておいてください。

 

また、色分けする際にIF文を使いましたが、SelectCaseを使うともっとすっきり書けるでしょう。

SelectCaseの説明は割愛しますが、知っていて損はないと思いますので、興味がある方はご自分で調べて挑戦してみてください。

 

次回は、いままで作った部品を組み合わせてカレンダーを完成させていきますのでお楽しみに。

それでは、また次回お会いしましょう。

 

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