【仕事とストレス】ケリーマクゴニガルに学ぶストレスとの付き合い方【脅威を力に変える】

  • 2019年7月29日
  • 2019年9月13日
  • コラム

みなさん、こんにちはケンケンです。

 

みなさんストレスたまってますか。

おそらく現代に生きている以上ストレスを全く感じない人はいないでしょう。

ストレスはもはや当然のものとして我々の近くに存在しています。

仕事をする上でも同様ですね。

 

今回は、そんな現代を生きる上で避けては通れないであろうストレスとの付き合い方について考えてみたいと思います。

 

 

ストレスとは

 

そもそもストレスの意義って何なんでしょうか。

周りの環境によって心や体に負担がかかる状態

らしいです。

さらに、この状態が続くと体に様々な症状が現れ、長期にわたると大きな健康問題に発展する可能性があるもの、ということです。

まあ思っていた通りといったところですかね。

 

実際にストレスによるリスクとして挙げられるのは

  • 心臓病
  • 脳卒中
  • 高血圧
  • うつ病
  • 肥満症

など枚挙に暇がありません。

 

これだけリスクのあるストレスから現代人は逃れられないのでしょうか。

この疑問に一石を投じてくれたのが、スタンフォード大学の心理学者ケリーマクゴニガル氏です。

彼女は、ストレスは悪い面だけではなく自分を守ってくれる味方にもなると明言しています。

では、どうすればストレスを味方につけることができるのでしょうか。

 

 

 

ストレスは悪いものじゃない?

おそらく一番の疑問は、

ストレスは悪いものでしょ?少なければ少ないほど良いんじゃないの?ということでしょう。

 

確かに、ストレスは少ないほうが幸福度が高い人生を送れそうです。

しかし、研究結果ではストレスの量と幸福度は反比例しなかったそうです。

 

通常、ストレスが多い人は幸福度が下がると考えられそうですが、

「幸福度が高い人は、ストレスも高く感じており、ポジティブな感情を感じた人とストレスを感じた人は同じだった」のです。

ということは、どんどんストレスを感じる生活をすることが幸福につながるのでしょうか。

 

 

ストレスに対する考え方を変えるのが重要

ストレスは多いほど幸福度が増すのか。

 

そういうわけではないようです。

ストレスに対する考え方を変えることが重要なようです。

 

では、どのように考えたらよいのでしょうか。

答えは簡単で、ストレスには悪い面だけでなく良い面もある、ということを認識するだけで良いそうです。

結局は思い込み?なのかもしれませんが、この思い込みは大きな効果を発揮します。

 

客室乗務員の話が例として挙げられています。

客室乗務員の運動量は思ったより多く1時間に300キロカロリーを消費します。これはかなりの運動量です。

しかし、当人達は「私は普段から運動していない」「運動不足だ」と感じており、実際体形も自分たちが思っているとおりになっていました。

そこで、客室乗務員の仕事がどれだけハードで運動量が多いかを伝えたところ、それだけで4週間後には体重と体脂肪が減少したそうです。

プラセボ効果というのがありますが、まさにそういった思い込みで結果がまるで変ってくるのには驚きですね。

 

 

脅威反応をチャレンジ反応に変える

ストレスには良い面もある、と思い込むことが大事、とはいってもどこが良い面なの?という疑問がわいてきます。

それに対する答えが、脅威反応をチャレンジ反応に変える、ということです。

 

まず、脅威反応とは別名「闘争・逃走反応」といいます。

命の危険を感じた時に起こり体中の血管を収縮させる反応で、結果的に体にダメージを与えることになります。

 

一方、チャレンジ反応は、体はリラックスし血流量は最大になりパフォーマンスが高まる状態のことをいいます。心臓疾患に結びつくようなものではありません。

両者は行動を起こす準備という意味では同じで鼓動が速くなりますが、結果は全然違いますね。できるだけチャレンジ反応が起こるようにしたいものです。

 

それでは、チャレンジ反応を起こす、または脅威反応をチャレンジ反応に変えるにはどうすればよいのでしょうか。

 

答えは、先ほどとほぼ同じで、「ストレス反応は状況に対処するために必要なエネルギーを集めることだ」と考えを改めることです。

この意識を高めるだけで脅威反応からチャレンジ反応へことごとく変化した研究結果があるそうです。

 

また、「プレッシャーに対応できる自信があるかでどちらの反応がでるか決まる」という研究もあります。

つまり、己を知り、自分には何ができて何ができないかを客観的に考え準備することが重要なのでしょう。

 

 

悪い面も認識するほうが良い

ポジティブに考えろということではなく、ありのままを受け入れることが重要です。

より楽天的にとらえることは必ずしも良いとは限らないそうです。

 

命に関わる病気を経験した人たちやその介護者は、生きることの大切さを学んだだけではなく、体の疲れや将来に対する不安を感じるなど悪い面についても意識するほうが個人的な成長が持続することが分かっているそうです。

自分にはネガティブな思考があると思っている方が、それを無理やり前向きに変えるより心理的に安定するということでしょうか。

 

ものごとには悪い面もあることを認識すると、現状を受け入れ成長につながるのでしょう。

 

仕事とストレスについて考える

最後に仕事とストレスについて考察していきます。

 

仕事ではプレッシャーがつきものです

しかし、このプレッシャーからただ逃げるだけでは脅威反応になってしまい、悪いストレスをかかえてしまいます。

 

脅威反応からチャレンジ反応に変えるためにプレッシャーのかかる仕事に対しては以下のように対処すればよいのではないでしょうか。

  1. 自分のしている仕事は実は自分が思っているより意義深く、周りの人間を幸福にしているという事実に気づく、または思い込む
  2. プレッシャーを感じ鼓動が速くなっているときは「今は必要なエネルギーを集めるところだ」と考えてそれを力に変える
  3. 自分の実力を分析し、足りないものが何なのかを客観的に判断する。そうすることでプレッシャーに向き合う自信をつける
  4. 失敗しても成長するなど、ストレスやプレッシャーは後の力に変えられると考えることで持続的な成長を期待する

まだまだ他にあると思いますがこのくらいにしておきます。

 

 

 

まとめ

 

とはいえ、いらないストレスは軽減したいと思う方も多いと思います。

動物と触れ合うのも大きくストレスを軽減させる結果がでていますね。

以前からよく言われていますが、実際に動物と触れ合うとストレスホルモンのコルチゾールの値が減少したそうです。また、動画などで動物を見たりするより直接触れ合うことが重要なようです。※1

現代人には避けて通れないストレスを如何に味方にし、うまく付き合っていけるかが仕事もプライベートも充実させる重要なファクターなのでしょう。

 

そうはいっても、なかなかストレスを力に変えるのは簡単ではないかもしれません。

ただ、ストレスを悪いもののままで終わらせてしまうのはもったいない気がします。

 

鼓動が速くなっているときはエネルギーに満ちているときだ!と思い込んでいきましょう。

 

今回は以上となります。

それでは、また次回お会いしましょう。

 

参考

スタンフォードのストレスを力に変える教科書 ケリーマクゴニガル著

※1ワシントン州立大学教授パトリシア・ペンドリー氏らの研究