みなさん、こんにちは!
四六時中業務改善のことばかり考えているケンケンです。
今回は、会社を辞めやすい人の特徴が分かった!という研究結果をご紹介します。
もし、会社を辞めたい、とか辞めようかなと思っている方は、少し立ち止まってお読みいただければ幸いです。
辞めようと思っていなくても周りに辞めたいなと言っている方がいたらこの記事を読んでアドバイスしていただくのも良いと思います。
アダム・グラントってどんな人?
今回紹介する研究結果を載せた書籍ORIGINALS誰もが「人と違うこと」ができる時代を執筆したのが、心理学者アダム・グラント氏です。
彼は、ペンシルベニア大学ウォートン校教授で、35歳で同大学史上最年少の終身教授に称号を得た稀代の心理学者です。
「フォーチュン」誌では「世界で最も優秀な40歳以下の教授40人」に選ばれ、さらにベストセラー作家でもあります。
当該書籍のメインテーマは「誰でもオリジナリティを身に付けることができる」ことを立証することです。
ではオリジナリティとはなんでしょう。
著作の中で筆者は「オリジナリティとは、ある特定の分野において、その分野の改善に役立つアイデアを導入し、発展させることを意味する」と語っています。
まさに業務改善とリンクするではないですか。
つまり、オリジナリティを学ぶことは、業務改善の土壌を作ることと同義なのです。
これを機に一緒に学んでいきましょう。
あなたは会社辞めたいですか?
既存の状態を疑い、より良い方向に矢印を向けていき、現状を打破できる力を持つことが改善の出発点です。
ではオリジナリティのある人間に誰でもなれるのでしょうか?
この疑問に対し、面白い検証をしています。
まずは、以下の質問に答えてください。
あなたが使っている会社のPCで利用しているブラウザは何ですか?
IE(Edge)ですか?クロームですか?それとも・・・
実はこの答えであなたが会社に長く勤められるタイプかどうかが分かります。
IEと答えた方は、もしかしたら仕事は長く続かないかもしれません。
研究結果では、クロームを使っていた人はIEを使っていた人に比べて15%長く勤務したそうです。
勤務期間以外にも業績や欠勤率とも相関関係が認められるという結果が出ました。
この研究、実はブラウザの種類自体は問題ではなく、ブラウザをどのように入手したかが重要だったのです。
例えば、WindowsPCではデフォルトがIE(Edge)なので、そこに一工夫入れてクロームをインストールし、付随する機能を使っていることに意味があります。
今あるものに満足せずに、今より良いものがないか選択肢を模索する行動が離職率に直結している、という結論ですね。
デフォルトのブラウザを使い続けている人は、退職予備軍かもしれません。ちょっと怖いですね。。。
会社を辞めなくて済む方法を考察する
たかがブラウザの種類でこんなに違ったのだから、他のあらゆる要素を検証したら結果はもっと顕著に現れたのではないかな、と個人的に思っています。
結論として、ちょっとの工夫や努力で実現可能なことを実行できる人は、現状を打破できる可能性が高いということなんですね。
なるほどですね。
結論は出ましたが、これで終わりではつまらないので、今まで既存のブラウザを使っていた人が長期間働くにはどうすれば良いか勝手に考察してみたいと思います。※以下は個人的な意見です。
まず、オリジナリティがある、つまり、常に改善意識を持っている人はどういう特徴を持つか挙げます。
- 少しでもいいので常に能動的に動く、改善する
- 改善などを通してできることが増えるから自信を持っている
- 結果ストレスレベルが低い、または適正になる→会社辞めない!
という感じでしょうか。
特に1が重要だと思います。まず、なんでもいいから自分から動いて形にする。
良し悪しは後からついてくるのでまず動くことが肝ですね。
モーツァルトもピカソも世に出て評価されている作品は、実際に作ったものの内のほんの一部らしいです。歴史に残る天才でも多くの失敗や駄作を創造しているので、凡人の我々はもっと多くの失敗をして学んでいくべきでしょうね。
その意識があれば、あとは1を繰り返すことによって自然とスキルが高まり、仕事のストレスを軽減できるはずです。
ここまで来れば自分の力で環境を変えられるので離職する理由はありませんね。
オリジナリティを手に入れることは、イコール仕事を安定させるという事であり、自分だけのオリジナリティを探しあてられれば、実践して楽しく働けますね。
現実はそんなに甘くないかもしれませんが、少なくとも近視眼的に何も考えずに日々を過ごすことは避けるべきでしょう。
ブラウザを変えるだけでも人生変わるかもしれません。
新しいものを作ることではなく既知のものに対し視点を変えることができれば、すなわちオリジナリティ(改善)なのです。
みんなでオリジナリティを手に入れて、改善の一歩を踏み出しましょう。
まとめ
似たような研究で、「経済の格差はあるのは当然のこと」と考えている人の割合は、富裕層より貧困層の方が17%多かったという結果もあるらしいです。
オリジナリティを発揮できない人は、周りに流されることになり、自分は無力であると認識し考えることを諦め現状を受け入れてしまうのでしょう。
現状に満足せず、常に工夫することに意識を向けることによってオリジナリティを発揮し、さまざまな改善を目指していきたいものですね。
これからも、今回のように実践的なテクニックだけではなく、心理学や行動経済学などの観点から業務改善を考察する記事も配信していく予定ですので、お楽しみに!
それではまたお会いしましょう。
引用元:ORIGINALS誰もが「人と違うこと」ができる時代 アダム・グラント著